6月6日(土)、ボーイ隊は団のキャンプ場「ヒルアイランド」で班デイキャンプを行いました。
まずはタープの設置から。
この日は日差しもあり、動いていると汗ばむ場面もありました。スカウトたちは自分たちの手でタープを立て、活動の拠点を作っていきます。
野外活動では、日陰を確保することも大切な準備のひとつ。
休憩できる場所を自分たちで整えることで、この日の活動が始まります。

タープの下でひと息ついたら、ランチタイム。
家から持ってきたおにぎりを広げます。
外で食べるご飯は、どうしてこんなにおいしいのでしょうか。
仲間と話をしながら食べるおにぎりは、やっぱり格別です。
指導者たちは少し離れた場所で昼食をとっているため、スカウトたちが何を話しているのかまでは分かりません。
それでも、時折聞こえてくる笑い声から、楽しい時間を過ごしていることが伝わってきました。
お腹を満たしたあとは、手旗の訓練へ。
一見するとシンプルに見える手旗ですが、実際にやってみると、旗の角度、動き、読み取る集中力がとても大切です。

そんな中で、みんなを驚かせたのが次長の解読スピード。
送られてくる手旗を次々と読み取り、班員を圧倒する速さで解読していきます。

見ていたスカウトたちからも、「速い!」という空気が伝わってくるほど。
日頃の積み重ねが、しっかり力になっていることを感じる場面でした。
手旗のあとは、キムスゲームに挑戦。

キムスゲームとは、並べられたアイテムを短い時間で観察し、あとから思い出して書き出すゲームです。
2級章の進級課目では、24個のアイテムを1分間見て覚え、その後に書き出し、16個以上正解すると合格というルールになっています。
たった1分。
その短い時間の中で、どう工夫して覚えるか。これは、なかなか大人でも難しい挑戦です。
「どこから覚える?」
「形で覚える?」
「似ているものをまとめる?」
スカウトたちは、それぞれに覚え方を考えながら、真剣な表情でアイテムを見つめます。
すでに2級章を取得しているスカウトも、久しぶりの挑戦です。
遊びのようでいて、観察力、記憶力、集中力がしっかり試される。
それがキムスゲームのおもしろいところです。
結果は、全員が16個以上正解。
無事にサインをもらうことができました。
中には最大で20個を書き出したスカウトもいて、日頃から周りをよく見ているスカウトたちの力が発揮された時間となりました。
活動の最後は、ヒルアイランドから団の倉庫まで徒歩で移動します。
その道中で行ったのが、奉仕活動としてのゴミ拾いです。
初級章の進級課目には、「集会などで行う社会奉仕活動へ積極的に参加する」という項目があります。
今回の奉仕活動は、デイキャンプの計画段階から班長と次長が考え、実施を決めていたものです。
「初級章を取らせてあげたい」
そんな班長・次長の思いがありました。
そして、初級章の取得を目指すスカウトたちも「やりたい!」と積極的に参加。
大人に言われてから動くのではなく、自分たちで「何ができるか」を考え、行動に移す。
そこに、ボーイスカウトらしい成長があります。
スカウトたちは車に気をつけながら、道端に落ちているゴミを一つひとつ確認していきます。
草むらに隠れたゴミも見逃さず、念入りに回収。短い時間の活動でしたが、地域を大切にする気持ちを、行動で示す時間となりました。

「自分たちの地域を、自分たちの手できれいにする」
そんなスカウトらしい活動で、この日の奉仕活動を終えました。
そして、団の倉庫ではもうひとつ、この日の大切な時間がありました。
前回の班集会で、スカウトたちはヒルアイランドの看板を作りました。
みんなで色を決め、筆を持ち、少しずつ塗り上げた看板です。


その看板の裏には、「ヒルアイランド村」の住人の名前を書いていくことになっています。
ボーイ隊としてキャンプに参加し、仲間とともに過ごしたスカウトだけが、自分の名前を刻める場所です。
奉仕活動を終えたあと、団の倉庫で、最初の住人となるスカウトたちの名前が書かれました。
大きな字で堂々と書くスカウト。
サインのように、自分らしく書くスカウト。
一人ひとりの文字に、それぞれの個性が出ています。
個人情報のため、残念ながら看板の裏面をそのままお見せすることはできません。
それでも、そこには確かに、この日を仲間と過ごしたスカウトたちの証が刻まれています。
今はまだ、余白の多い看板の裏側。
でも、これからキャンプを重ねるたびに、そこには少しずつ名前が増えていきます。
いつかその面が名前でいっぱいになったとき、きっとこの看板は、ただの看板ではなくなっているはずです。
仲間と過ごした時間、挑戦したこと、笑ったこと、少し成長した日の記録。
ヒルアイランド村に刻まれる、ボーイ隊の思い出になっていきます。

4月に上進してきたスカウトたちも、少しずつボーイ隊の活動に慣れてきています。
初級章の取得も、もうすぐ見えてきました。
タープを立てて拠点を作り、外でおにぎりを食べる。
手旗で集中力を鍛え、キムスゲームで観察力を試し、地域に目を向けて奉仕活動をする。
そして、仲間と過ごした証を看板に残していく。
ボーイ隊の活動には、学校や家ではなかなかできない経験がたくさんあります。
生駒第9団では、一緒に活動するスカウトを募集しています。
途中入隊や体験参加は、いつでもできます。
「今からでも大丈夫かな?」と思っている方も、どうぞお気軽にご参加ください。
ボーイスカウトは、何歳からでも始められます。
自然の中で仲間と学び、遊び、少しずつ成長していく活動を、ぜひ一度体験してみてください。
そしていつか、ボーイ隊としてキャンプに参加し、ヒルアイランド村の住人になりませんか?



コメント