2025年6月14日(土)〜15日(日)、大和郡山市立里山の駅風とんぼにて、奈良県キャンポリーに向けたきたやまと2隊の訓練キャンプが行われました。
きたやまと地区の4個団からスカウトが集まり、混成で3つの班を編成。うち1つは女子スカウトだけの班として構成され、それぞれが個性を発揮しながらプログラムに取り組みました。
「きたやまと2隊」は、きたやまと地区から編成された2つのキャンポリー隊のうちのひとつです。
もうひとつの「きたやまと1隊」とともに、2025年8月11日〜15日に実施される「第20回奈良県キャンポリー(20NC)」に参加します。
◆ 班旗づくりとTシャツデザインからスタート
初日は班のシンボルとなる班旗の作成と、キャンポリーで着用するTシャツのデザイン活動からスタート。
色やモチーフ、班名などを班で相談しながら決め、世界にひとつだけの旗とTシャツを形にしました。
◆ 実践的なスカウト訓練をゲーム形式で
キャンポリー本番で予定されている内容を意識し、実践的かつ楽しめるゲーム形式で訓練プログラムを展開しました。
•フラッグコミュニケーション:見えない場所にいる仲間へ、中継地点を介して手旗でメッセージを伝えるプログラム。
当日は大雨のため、急きょ屋内ホールでの実施となりましたが、工夫しながら成功させることができました。

•クイックリースロー:ポリタンクとロープ(もやい結び)、ロープ同志(てぐす結び)、ロープと竹棒(馬つなぎ)をそれぞれ接続した「救助ロープ」を作り、ポリタンクをゴールラインに投げて、そのスピードとロープワークの正確さを競いました。

◆ 雨の中でも工夫と協力で炊事に挑戦
初日は大雨の中、スカウトたちはテントを設営し、夕食には「夏野菜トロトロカレー」に挑戦。
湿った薪で火起こしに苦戦する中、かぼちゃがしっかり煮込まれてとろとろに仕上がった、とても美味しいカレーを完成させた班もありました。

2日目は晴天に恵まれ、昼食には「ワイルド親子丼」を調理。炭火で香ばしく鶏肉を炙ってから煮込み、家庭とはひと味違う、野外ならではの味にスカウトたちも大満足でした。

炭火というか直火ですね
◆ 各プログラムで「優秀授」を授与
訓練中の各プログラムで最も優秀だった班には「優秀授」が授与されました。
この優秀授は班旗に取り付けることで班の努力と誇りを示す証となり、次回以降の訓練でも積み重ねていくことができます。
さらに、8月の奈良県キャンポリー終了後に班が解散する際には、これまでに受け取った優秀授を班員で分け合い、持ち帰ることになっています。
仲間と過ごした思い出や努力の証を「かたち」にして持ち帰ってほしい…。そんな願いが込められた隊長手作りの優秀授です。
次回の訓練キャンプは7月に予定されており、スカウトたちは引き続き、技能やチームワーク、仲間との絆を深めながら準備を進めていきます。
雨、晴れ、挑戦、工夫、そして笑顔。
最初はよそよそしかったスカウトたちも一緒に過ごせば、もうかけがえのない仲間。
スカウトたちの2日間は、きっとキャンポリー本番での自信につながっていきます。

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